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●アニマルセラピーの実際(日本)●
日本でのアニマルセラピーは、アニマルセラピーの先進国である諸外国から見てもまだまだ後進国です。
まず、活動領域がまだ狭いということ。
そして、有識者が少ないということ。
動物をセラピーに利用するのはいかがなものか、という意見があるということ。
個人的なことですが…
臨床心理士の中にも「アニマルセラピー?何それ」
という人もいれば、「アニマルセラピーなんて…」
と鼻からバカにしている人もいます。
それが現状。
むしろ、学生の方が新しいセラピーに敏感だったり。
自分の興味のない分野については知ろうともしない専門家もまだまだ多いのです。
大変残念なことですが…。
ですから、そういった日本ではまだなかなかアニマルセラピーが浸透しません。
活動範囲も同じ。老人介護施設や病院が主となっています。
もちろん、個人で行っているところも出てきていますし、アニマルセラピーを専門的に活動の一環として行っているところもありますがまだごくわずか。
それだけ、結果や事例もまだまだ少ないですし、認められていないものも多いのです。
一生懸命研究している専門家の方々も増えてきました。
そういった方々に期待するのもありですが、私たちがこうして正しい情報発信をすること、ちょっとでも理解しようと興味を持ってくれる人が増えていくことも期待して止みません。
対象者も少しずつ増えてきました。
以前までは、高齢者の方や障害者の方、リハビリを必要としている方などが主な対象となっていました。
ところが近年では、不登校の子やその家族・引きこもりの子やその家族・拒食症や過食症の子など、子どもが増えてきました。
そして注目していただきたいのが、心に傷を負っていたり心の病を抱いている子どもの支えになっているのが人間ではなく(もちろん人間もですが)動物だということです。
人間に対して不信感や絶望感を感じた子どもたちが、自分の心の慰めや支えにしているのが、動物なんです。
動物が家庭にいることで、家族の癒しになっているというのも現状です。
